小早川清

没年月日:1948/04/04
分野:, (日)

日本画家小早川清は4月4日東京都大田区の自宅で脳溢血のため逝去した。享年50。明治32年福岡市博多に生れた。大正13年第5回帝展に入選して以来帝展に出品を続け、第14回展の「旗亭凉宵」は特選となつた。昭和11年以後は文展無鑑査となり、その他日本画会、青衿会等にも会員として多くの作品を発表していた。専ら艶麗な美人画を画き、帝展時代には長崎を舞台とした異国情緒の溢れた画材を好んで画いた。帝展出品作に「長崎のお菊さん」「蘭館婦女の図」、文展に「春琴」「行く春」等がある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和22~26年版(136-137頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「小早川清」『日本美術年鑑』昭和22~26年版(136-137頁)
例)「小早川清 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8632.html(閲覧日 2024-03-29)

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