佐藤圀夫 (さとうくにお)

没年月日:2006/01/24
分野:, (日)

 日本画家で日本芸術院会員、名古屋芸術大学名誉教授の佐藤圀夫は1月24日、転移性肺がんのため東京都立川市内の病院で死去した。享年83。1922(大正11)年8月16日、岩手県九戸郡野田村に生まれる。1941(昭和16)年東京美術学校日本画科に入学し、46年卒業。同年第31回院展に「みそあげ」が初入選し、翌47年同第32回展にも「豆ひき」が入選。48年より髙山辰雄の誘いで一采社の研究会に参加し49年の第8回一采社展より出品、以後解散する61年第20回展まで出品する。49年第5回日展に「野田村」が初入選、以後日展に出品する。51年より一采社世話役の画商栗坂信の紹介で山口蓬春に師事。54年第10回日展「冬」が特選・白寿賞を受賞し、朝日秀作美術展に推薦された。続いて59年第2回新日展で「津軽の浜」が再び特選・白寿賞となり、62年同第5回「夕凪」は菊華賞を受賞。主に風景を題材とし、重厚な色感ながら情感あふれる作品を描く。64年日展会員、76年同評議員となり、76年第8回改組日展に「十三湖の村」を出品、翌77年同第9回「山里」は文部大臣賞を受賞した。この間、70年に名古屋芸術大学教授となる(97年まで)。88年第20回日展出品作「月明」で1989(平成元)年日本芸術院賞を受賞。同年日展理事、99年日本芸術院会員、2000年日展常務理事となる。

出 典:『日本美術年鑑』平成19年版(364頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2019年04月12日 (更新履歴)
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