祐乗坊宣明

没年月日:2000/04/03
分野:, (デ)
読み:ゆうじょうぼうのぶあき

 グラフィックデザイナーで、元多摩美術大学教授の祐乗坊宣明は4月3日午後0時33分、肺炎のため東京都府中市の都立府中病院で死去した。享年87。1913(大正2)年3月25日、東京府本所区に生まれる。東京朝日新聞社出版局に入社、約30年間にわたる在社中、数多くのアーティストたちをコーディネイトする一方、1952(昭和27)9月、アートディレクターの専門的機能を社会的に確立し、推進することを目的とした東京アートディレクターズクラブ(ADC)創立に尽力した。その後、68年から現在の多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科で教鞭をとるようになり、教授として1991(平成3)年3月に退職。在職中は、後進の指導に熱心に取り組み、多くのデザイナーを育成した。なお、長男英明氏は作家嵐山光三郎。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(232頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2023年09月25日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「祐乗坊宣明」『日本美術年鑑』平成13年版(232頁)
例)「祐乗坊宣明 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/28180.html(閲覧日 2024-04-27)
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