三宅正太郎

没年月日:1992/04/29
分野:, (学)

 帝京大学教授の美術史家三宅正太郎は4月29日午前3時46分、肺炎のため東京都板橋区の帝京大学病院で死去した。享年84。美術評論にも筆をふるった三宅は、明治40(1907)年10月2日、父の任地であった鹿児島市に生まれた。東京新宿区の余丁町小学校、府立第四中学校、浦和高等学校を経て、昭和2(1927)年東京大学文学部に入学。美学美術史学科に学んで、同5年卒業する。同7年読売新聞社学芸部に入り、同16年上海総局主任、同19年広東総局長を経て、サイゴン支局長を歴任。同21年読売新聞社を退いて新聞三社連合事務局主事となった。同40年2月、同局を退き、同年3月より跡見学園短期大学教授となる。同50年帝京大学教授となった。近現代美術を主に論じ、著書に『横顔の作家たち』(新自由社 昭和22年)、『作家の裏窓』(北辰堂 同30年)、『パリ留学時代』(同35年)、『画壇』(同39年)、『現代美術の東と西』(同48年)、『回想の画家達』(同61年)等がある。日本ペンクラブ、美術評論家連盟にも属した。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(316-317頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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