坂本幹男

没年月日:1993/06/30
分野:, (洋)
読み:さかもとみきお

 日展会員で、創元会会員の洋画家坂本幹男は、6月30日午後7時30分、腎不全のため神奈川県藤沢市の自宅で死去した。享年81。明治45(1912)年1月1日、熊本県玉名郡に生まれる。昭和9(1934)年、東京美術学校師範科を卒業、以後愛知県、群馬県、神奈川県で教職につき、同47年に退職した。また、画家としては同11年の文展に初入選、戦後は同22年の第3回日展から出品をつづけ、同35年の第3回改組日展では、「少女と鳩」が、同37年の「合奏」がそれぞれ特選となった。さらに創元会にも、戦前の同17年の第2回展から出品し、戦後も会員として出品をつづけた。日常の生活から取材したアンティームな情感を感じさせる作品を描いた。

出 典:『日本美術年鑑』平成6年版(328頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月26日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「坂本幹男」『日本美術年鑑』平成6年版(328頁)
例)「坂本幹男 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10459.html(閲覧日 2024-03-29)
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