胡桃沢源人

没年月日:1992/03/23
分野:, (洋)

 日展参与で東光会関西支部長をつとめた洋画家胡桃沢源人は、3月23日午前1時15分、老衰のため長野県松本市の親類宅で死去した。享年89。明治35(1902)年8月6日、長野県松本市に生まれる。本名源市。大阪美術学校西洋画科に学び、同校在学中の昭和3(1928)年第9回帝展に「小犬」で初入選。翌4年同校を卒業ののち斎藤与里に師事した。官展に出品を続ける一方、斎藤与里らが創設した東光会展に同7年の第1回展から参加し、同年同会友、同10年同会員となった。同16年第4回新文展に「秋苑」を出品して特選、翌年第5回同展に「鳥禽舎」を出品して再度特選を受賞。同33年日展会員となる。大阪市立美術研究所講師として後進を指導するとともに、同39年4月に開校した浪速芸術大学の美術科教授をつとめ、美術教育にも尽力。花や小動物をモティーフに、平面性を強調した明るい画風を示した。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(314 頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top