岡崎勇次

没年月日:1991/05/30
分野:, (洋)

 日展および光風会の会員で広島修道大学教授をつとめた洋画家岡崎勇次は5月30日午後8時11分、肝不全のため広島市中区の病院で死去した。享年66。大正13(1924)年9月25日、広島市因島市に生まれる。昭和19年9月、大阪青年師範学校を卒業。同26年第7回日展に「波止場付近」で初入選後、同展に出品を続けたほか光風会展にも出品し、同30年第41回光風会展では「帰船」「やぐら船」でA氏賞、翌31年第42回同展では「赤い船A」「赤い船B」で光風特賞を受け、同年同会会友、同35年同会会員となった。また、同34年第2回新日展では「白い船」で特選受賞。同35年渡仏し、パリのグラン・ショーミエールに通うなどして1年間滞在する。海の風景に多く題材をとり、白を基調色として少ない色数で画面をまとめる。対象の形を明瞭にあらわさず、色面で処理する画風を示す。著作もよくし、著書に『色彩の造形美学』『黒から白へ 生命をみつめる岡崎勇次』がある。同58年中京新聞社・因島市の主催で「岡崎勇次」展が開かれた。

出 典:『日本美術年鑑』平成4年版(297頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「岡崎勇次」『日本美術年鑑』平成4年版(297頁)
例)「岡崎勇次 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10413.html(閲覧日 2021-01-23)
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