村松寛
美術評論家、大阪芸術大学名誉教授の村松寛は、4月28日午前11時50分、胃ガンのため大阪府寝屋川市の青樹会病院で死去した。享年75。明治45(1912)年6月24日京都市中京区に生まれる。昭和11年京都大学文学部史学科(国史)を卒業し、同年滋賀県立八幡商業学校教諭となる。15年朝日新聞大阪本社に入社。20年同社学芸部勤務となり、美術担当記者として美術評論を手がける。37年同企画部となったのちも美術評論を続け、42年6月同社を停年退職。同年10月大阪芸術大学美術学科教授となり、のち同大学名誉教授となる。一方、47年より梅田近代美術館館長、のち大阪府立現代美術センター所長となり、美術館活動にも携わった。著書に昭和35年『美術館散歩』(河原書房)、42年『京の工房』(同)などがある。
出 典：『日本美術年鑑』平成元年版(261頁)登録日：2014年04月14日
更新日：2023年09月13日 (更新履歴)
引用の際は、クレジットを明記ください。
例）「村松寛」『日本美術年鑑』平成元年版(261頁)
例）「村松寛 日本美術年鑑所載物故者記事」（東京文化財研究所）https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10270.html（閲覧日 2024-04-20）
例）「村松寛」『日本美術年鑑』平成元年版(261頁)
例）「村松寛 日本美術年鑑所載物故者記事」（東京文化財研究所）https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10270.html（閲覧日 2024-04-20）
外部サイトを探す