片山行雄

没年月日:1988/09/18
分野:, (学)

元京都教育大学教授で嵯峨美術短期大学の学長をつとめた工芸史家片山行雄は、9月18日午後零時15分、すい臓がんのため京都市左京区の京大付属病院で死去した。享年79。明治41(1908)年10月12日、三重県三重郡に生まれる。旧姓訓覇。昭和2(1927)年京都市立美術工芸学校を卒業。8年東京美術学校図案科を卒業し、同年森永製果広告課に入社する。14年京都市立美術工芸学校教員となる。22年より京都市立美術専門学校で教鞭をとり同校教授となるが、24年より京都市工芸指導所に勤務する。38年同指導所を退職。翌39年浪速短期大学教授、42年京都教育大学教授となる。47年京都教育大学を停年退官し、同年より嵯峨美術短期大学教授となり、60年より同学学長をつとめた。工芸学、工芸史およびデザイン史を専門とし、長く美術教育に尽力した。京都市円山公園水飲所デザイン等、制作にも従事している。

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(270頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「片山行雄」『日本美術年鑑』平成元年版(270頁)
例)「片山行雄 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10201.html(閲覧日 2024-04-18)
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