田中修

没年月日:1985/05/07
分野:, (洋)

 フランス、ドルトーニュに住んで制作を続けていた新制作協会会員の洋画家田中修は、5月7日午後1時、脳こうそくのため静岡県下田市で死去した。享年82。明治36(1903)年3月3日愛媛県温泉郡に生まれる。本名修。昭和3(1928)年東京高等師範学校を卒業、翌4年第16回二科展に「廃園」で初入選。同7年より16年まで同展に入選を続ける。同17年より新制作協会へ出品。同19年第9回同展で新作家賞を受賞、同26年第15回展では「牛」「林」「馬」を出品して岡田賞を受け翌年同会会員となる。同29年11月渡仏。同32年7月帰国し翌年白木屋で個展を開くが同年9月再渡仏。以来フランスに住んで風景画を描き続けた。広やかな田園に建つ白壁の家などを柔らかく滋味ある色彩で描き、アンチームな田園詩を謳った。同59年夏に発病し、帰国して療養していた。
 新制作展出品略歴-10回(昭和21年)「兎」「庭」「名園」「山」「夕」、15回(同26年)「牛」「林」「馬」、20回(同31年)「鍵居」「セゴヴィア」、25回(同36年)「作品」、30回(同41年)「落書の壁」「きづた」、35、40、45回出品せず

出 典:『日本美術年鑑』昭和61年版(253頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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