福留章太

没年月日:1988/11/04
分野:, (洋)

国画会会員の洋画家福留章太は、11月4日、急性肺炎のため鳥取県立厚生病院で死去した。享年75。大正元(1912)年12月3日高知市に生まれる。本名福留五郎。昭和27年より山崎姓となる。昭和7(1932)年北神商業学校を卒業し、8年東京美術学校油画科に入学する。南薫造に師事し、13年同校を卒業。15年第15回国画会展に「真鶴風景」で初入選。18年第18回同展に「風景」「蓮」を出品して褒状受賞。22年第21回同展に「ゼリスト」「ゆあみ」「池畔」「茶山花」を出品して国画奨学賞を受賞し、24年同会会員となる。22年より鳥取県に居住し、国画会展のほか県展、市展に出品を続ける。45年欧米を巡遊。46年より61年まで鳥取女子短期大学幼児教育学科教授をつとめた。代表作に「構える」「増幅する」「アントロポス」のシリーズがある。

出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(275頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「福留章太」『日本美術年鑑』平成元年版(275頁)
例)「福留章太 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10042.html(閲覧日 2024-11-14)

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