金井文彦

没年月日:1962/10/15
分野:, (洋)

 旺玄会会員金井文彦は10月15日脳溢血のため東京都杉並区の自宅で逝去した。享年76才。明治19年8月30日東京に生れた。東洋大学文学科を卒業、川端画学校に学び、また長田雲堂について南宗水墨画も修めた。大正8年第1回帝展に応募、「豊島の秋」が初入選となった。帝展では第6回「花」、第7回「秋日赴釣図」、第9回「水辺裸婦」第10回「ロシア服女」、第11回「画史像」第12回「磯」などがある。大正13年、牧野虎雄田辺至、斎藤与里ら10名とともに槐樹社を結成、同時に槐樹社発行の美術雑誌「美術新論」の編集主任を約7年間つとめている。槐樹社は昭和6年12月解散し、9年5月には金沢重治大久保作次郎ら6名と白朝会を創立した。昭和10年以降改組後の帝展には出品せず、独自の制作に専念、昭和23年旺玄社に迎えられてからは同展に作品を発表していた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和38年版(142頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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