矢崎美盛

没年月日:1953/04/07
分野:, (学)

 東京大学文学部教授文学博士矢崎美盛は、4月7日胃癌のため世田谷の国立第二病院で没した。享年58歳。明治28年山梨県東山梨郡に生る。大正5年第一高等学校を、同8年東京帝国大学文学部哲学科を卒業した。同12年ドイツ、フランス、イタリア等に留学し、同14年法政大学教授、同15年東京帝国大学文学部講師となつた。昭和2年九州大学法文学部助教授に任ぜられ、同10年教授に進み、この間、同3年ドイツ、フランス、イタリア、アメリカ等に留学した。同16年京城帝国大学教授を兼任した。同23年東京大学教授に転じ、九州大学教授を兼ね、美学、美術史を担当した。また皇太子殿下御進講を嘱託され、大正大学、東北大学、法政大学、早稲田大学の講師となり、後進を指導した。著書に「様式の美学」(創元社)、「芸術学」(弘文堂)、「少年美術館」(岩波書店)、「マリアの美術」(岩波書店)、「絵画の見方」(同上)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和29年版(155-156頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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