増田正和

没年月日:1992/06/20
分野:, (彫)

 彫刻家で浪速短期大学教授の増田正和は、6月20日縦隔しゅようのため神戸市中央区の神戸労災病院で死去した。享年61。増田は昭和6年4月24日兵庫県に生まれ、京都市立美術大学西洋画科を卒業した。はやくから石彫に進み、昭和35年に朝日新人展(大阪)に出品したのをはじめ、同36、37年には集団現代彫刻展に出品、また、行動美術協会に所属し同41年彫刻部会員に推挙されたが、間もなく同協会を離れた。同43年、小豆島石彫シンポジウムに企画参加し、制作グループ「環境造形Q」を結成(同63年解散)した。同49年、第4回神戸須磨離宮公園現代彫刻展に出品、翌年の第6回現代日本彫刻展(宇部)では「二つ折りの座」で京都国立近代美術館賞を、同51年第5回神戸須磨離宮公園現代彫刻展に「寄り添う座」で宇部市野外彫刻美術館賞をそれぞれ受賞するなど、石彫作家として活躍した。同56年、第9回現代日本彫刻展に「碑のトルソ」で大賞を受賞、また、翌年の第8回神戸須磨離宮公園現代彫刻展では神戸市公園緑地協会賞を受けた。同63年、大阪中之島緑道彫刻コンペでは優秀賞。この間、同61年に塚本英世記念国際海外研修員としてイタリアへ赴いた。八王子市彫刻シンポジウム(同59年)、関ケ原石彫シンポジウム(平成3年)等にも参加した。作品は他に、「箱の中」「関ケ原」などをはじめ、環境造形Qとしての作品20店がある。

出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(319頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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