高橋常雄

没年月日:1988/05/03
分野:, (日)
読み:タカハシ, ツネオ*、 Takahashi, Tsuneo*

 日本美術院同人の日本画家高橋常雄は、5月3日午後5時20分、肝蔵がんのため神奈川県南足柄市の大内病院で死去した。享年60。昭和2(1927)年10月27日群馬県前橋市に生まれる。戦後21年、岡部神水の勧めで日本画を始め、25年初め望月春江、次いで同年福王寺法林に師事する。28年第9回日展に津根於の名で「春丘」が初入選、続いて29年同第10回「山」、31年第12回「煙突」などが入選する。33年武蔵野美術学校日本画科に編入学し、奥村土牛塩出英雄らに学ぶ。34年卒業とともに院展に出品し、35年第45回院展に「嬬恋の山」が初入選した。以後連年入選を重ね、37年院友となる。46年第56回院展「和雅の音」、48年同第58回「修羅」がともに奨励賞を受賞。49年、51年のネパール、ヒマラヤ旅行後は同地に取材した作品を多く発表し、50年第60回院展「聖地巡拝記」、55年同第65回「聖地追想」がいずれも日本美術院賞を受賞した。この間、52年第62回院展「クリシュナ神話より」、54年同第64回「ラト・マチェンドラ祭の灯」、さらに57年第67回「無為」、59年第69回「追想」も、奨励賞を受賞。60年同人に推挙された。このほか、山種美術館賞展にも50年第3回展、58年第7回展「浄境」と出品している。仏教文化の淵源を辿り、、堅固な構図の重厚な作風を展開した。

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出 典:『日本美術年鑑』平成元年版(263頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2019年06月06日 (更新履歴)
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