大江文象

没年月日:1979/01/23
分野:, (陶)

陶芸家、愛知県無形文化財保持者の大江文象は、1月23日心不全のため愛知県瀬戸市の陶生病院で死去した。享年80。1898(明治31)年7月23日愛知県知多市に生まれ、幼時小寺雲洞に日本画を学んだのち、北大路魯山人に師事し、独自の櫛目技法を完成する。33年第14回帝展に「黄瀬戸麦画投入」が初入選以来、帝展、文展、日展に9回入選する。麦の群生模写や特にウズラの彫絵を得意とし“ウズラの文象”として知られた。77年愛知県無形文化財保持者に指定される。また、瀬戸陶芸協会参与をつとめた。主要作品に「黄瀬戸釉麦絵花瓶」「櫛目花鳥文花瓶」「花鳥文顔血」など。

出 典:『日本美術年鑑』昭和55年版(260頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「大江文象」『日本美術年鑑』昭和55年版(260頁)
例)「大江文象 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9536.html(閲覧日 2024-10-15)
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