武内桂舟
日本画家武内桂舟は1月3日自宅で逝去した。享年83。本名は鋠平、文久元年江戸の紀州邸に生れ、狩野永悳の養子となり敬信と号したが後、生家にかえつた。早く尾崎紅葉の硯友社の同人となり、都の花や文庫などの挿絵をかき、明治27年頃から新聞の挿絵をかいて知られた。後、博文館発行の太陽、文芸倶楽部、少年世界の挿画主任として活躍、巌谷小波と共にお伽噺界にも貢献したところが多い。日露戦争の絵も多くかいたが、大正以降は挿絵木版界を退き、絹本に古代人形の精密なものを描いている。昭和12年には「御所人形図」が皇太后陛下の御用品となつたこともある。
出 典:『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(82頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「武内桂舟」『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(82頁)
例)「武内桂舟 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8598.html(閲覧日 2024-09-14)
例)「武内桂舟」『日本美術年鑑』昭和19・20・21年版(82頁)
例)「武内桂舟 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/8598.html(閲覧日 2024-09-14)
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