神保朋世

没年月日:1994/03/10
分野:, (日)
読み:じんぼともよ

 日本画家で俳人でもあった新保朋世は3月10日午前8時20分老衰のため東京都新宿区中落合の自宅で死去した。享年91。明治35年4月25日東京に生まれる。本名貞三郎(ていざぶろう)。日本画家鰭崎英朋に師事し、後、伊東深水にも教えを受ける。社会主義への共感から大衆芸術に関心を抱き、挿絵の制作を中心とするようになり、講談倶楽部、週刊朝日、週刊新潮、オール読物などの雑誌のほか、各種新聞の挿絵を描いた。戦前から「オール読物」に連載の始まった野村胡堂の「銭形平次」には、著者野村が死去するまで30年に渡り挿絵を描きつづけた。

出 典:『日本美術年鑑』平成7年版(342頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月26日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「神保朋世」『日本美術年鑑』平成7年版(342頁)
例)「神保朋世 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10577.html(閲覧日 2024-03-29)

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