石黒孝次郎
古美術品蒐集家で古美術商でもあった石黒孝次郎は3月2日午前6時14分、心筋こうそくのため東京都港区の東京都済生会中央病院で死去した。享年75。大正5(1916)年3月28日東京に生まれる。昭和16(1941)年京都帝国大学法学部を卒業して三井物産に入社。応召を経て戦後の同21年西洋古美術商「三日月」を創立した。同33年高級フランス料理店「クレッセント」を東京芝に開き、同店5階の陳列室で自らの蒐集品を公開した。中近東、オリエントの古美術品を中心に蒐集し、『古く美しきもの2-石黒夫妻コレクション』(昭和62年)等の著書がある。
出 典:『日本美術年鑑』平成5年版(311頁)登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)
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例)「石黒孝次郎」『日本美術年鑑』平成5年版(311頁)
例)「石黒孝次郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10499.html(閲覧日 2025-05-17)
例)「石黒孝次郎」『日本美術年鑑』平成5年版(311頁)
例)「石黒孝次郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10499.html(閲覧日 2025-05-17)
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