山畑阿利一

没年月日:1980/10/14
分野:, (彫)

 日展参与の彫刻家山畑阿利一は、10月14日午前6時20分、胆道がんのため東京都文京区の日本医科大学附属病院で死去した。享年72。1908(明治41)年9月12日大阪府枚岡市に生まれ、大阪府立泉尾工業学校窯業科を卒業後上京、小倉右一郎に師事し、また川端画学校で学んだ。1928年第9回帝展出品作「女立像」が初入選、38年、39年の新文展で「母子」「みのり」がそれぞれ特選となり、42年無鑑査となった。一方、第一美術協会、構造社にも出品し、34年第一美術協会に無鑑査となり、38年の構造社第11回展「胸像」が研究賞、翌年第12回展「愛撫」が構造賞を受賞した。戦後、55年の都市美展出品作「大地」が文部大臣賞を受賞、日展では56、62年に審査員をつとめ、58年に日展会員、64年評議員、70年からは参与となった。日本彫塑会委員、日本陶彫会委員も兼務。主な作品は上記受賞作のほか、「関東大震災慰霊碑」「慈愛」「聖観音像」など。
主要出品歴
1928 第9回帝展 「女立像」
1930 第11回帝展 「若き日」
1934 第15回帝展 「姿」
1936 文展鑑査展 「母と子」
1938 第2回新文展 「母子」 特選
1939 第3回新文展 「みのり」 特選
1940 紀元2600年奉祝美術展 「斧」
1942 第5回文展 「慈愛」 無鑑査
1944 文部省戦時特別美術展 「名和長年公」
1946 第2回日展 「清影」
1949 第5回日展 「果物を持つ女」
1950 第6回日展 「残夢」
1951 第7回日展 「憩」
1952 第8回日展 「いづみ」
1953 第9回日展 「潮風」
1954 第10回日展 「はぐくみ」
1955 第11回日展 「髪」
1956 第12回日展 「連」 審査員
1957 第13回日展 「雲」 依嘱
1958 第1回新日展 「腰かけた群像」 会員となる
1959 第2回新日展 「浴後」
1960 第3回新日展 「ねぐりじぇの母と子」
1961 第4回新日展 「母子」
1962 第5回新日展 「雲」 審査員
1963 第6回新日展 「足を拭う女」
1964 第7回新日展 「合奏」 評議員となる
1965 第8回新日展 「憩う女」
1966 第9回新日展 「腰かけた女」
1967 第10回新日展 「海に生きる」
1968 第11回新日展 「母子」
1969 第1回改組日展 「裸婦立像」
1970 第2回改組日展 「はぐくみ」 参与となる
1971 第3回改組日展 「髪」
1972 第4回改組日展 「若い女」
1974 第6回改組日展 「若き女」
1975 第7回改組日展 「母子の像」
1976 第8回改組日展 「若き母」
1977 第9回改組日展 「腰かけた若い女」
1978 第10回改組日展 「浴後」

出 典:『日本美術年鑑』昭和56年版(265頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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