桜井勇次郎

没年月日:1983/06/01
分野:, (工,染織)

国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)で、久留米絣技術保持者会会長桜井勇二郎は、6月1日午前3時、心筋こうそくのため、福岡県筑後市の自宅で死去した。享年88。明治27(1894)年11月15日、福岡県筑後市で生まれた。明治42(1909)年、14歳で家業の久留米絣に携り、以後終生それに従事した。得意とした技術は、絣模様をあらわすための“手くびり”で、久留米絣が昭和32年4月25日に国の重要無形文化財に指定された折、その技術保持者の1人に選ばれた。昭和51年以降、久留米絣技術保持者会会長。

出 典:『日本美術年鑑』昭和59年版(313頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

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例)「桜井勇次郎」『日本美術年鑑』昭和59年版(313頁)
例)「桜井勇次郎 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9818.html(閲覧日 2024-04-24)

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