金沢秀之助

没年月日:1967/08/09
分野:, (洋)

 日展・光風会会員金沢秀之助は8月9日杉並区の河北病院で心筋梗塞のため死去した。72才であった。明治28年12月1日秋田県横手市に生れた。大正9年東京美術学校西洋画科卒業。大正9年春から13年秋までパリのアカデミー・ランソンで学び、帰国後岡田三郎助の主宰する春台会、二科会、ついで帝展、二部会、日展に出品した。昭和33年日展が民間団体となってからは会員となった。他に光風会、白岬会、十柯会などの会員でもあった。かつてはアカデミックな画風であったが戦後日展特選になった「牛屋の店」あたりから厚いマティエールをもつ構成的な作風に変り、沈滞しきった日展油絵部の中では最も意欲的な一人であった。戦後の主要作品目録を次に列記する。昭和22年3回日展「窓」23年4回「白い帽子」27年8回「肉屋の店」(特選)28年9回「X繊維業者組合」29年10回「砂丘」30年11回「旅の楽師」31年12回「手をくむ女」32年13回「人と牛肉」33年1回日展「渓流に濯ぐ」(会員)34年2回「漁船と海女」35年3回「夕やけ」36年4回「祭礼の海女達」37年5回「潮騒」38年6回「聖衆来迎」39年7回「海女」40年8回「憩ふ海女達」41年9回「たそがれの海女」42年10回「奈良公園にて」

出 典:『日本美術年鑑』昭和43年版(146頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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