三輪福松

没年月日:1998/10/10
分野:, (学)

 美術史家の三輪福松は10月10日午後0時12分、心不全のため東京都世田谷区の自宅で死去した。享年87。明治44(1911)年7月6日、静岡県で生まれる。昭和13(1938)年東京帝国大学文学部美学美術史学科を卒業。同大学附属図書館、及び同大学医学部図書室勤務を経て、同24年東京大学助教授となる。同28年よりイタリア政府給費留学生としてフィレンツェ大学文学部に学び、帰国後は多摩美術大学教授(同34~38年)、慶應義塾大学講師(同38~47年)を歴任。同47年より東京学芸大学教授、同50年より弘前大学教授、同55年より群馬県立女子大学教授を務める。また同60年から平成元(1989)年まで清春白樺美術館長を務めた。主要著書に、『ワトオ』(アトリエ社 昭和15年)、『巨匠の手紙』(不二書房 昭和19年)、『ヴユネツイア派』(みすず書房 昭和31年)、『モヂリアニ』(みすず書房 昭和31年)、『イタリア美術夜話』(美術出版社 昭和32年)、『イタリア美術の旅』(雪華社 昭和39年)、『イタリア』(美術出版社 昭和41年)、『エトルリアの芸術』(中央公論美術出版 昭和43年)、『美術の主題物語・神話と聖書』(美術出版社 昭和46年)、『美の巡礼者』(時事通信社 昭和58年)、『美術のたのしみ』(里文出版 平成6年)、また翻訳にフロマンタン『レンブラント』(座右宝刊行会 昭和23年)、フロマンタン『昔の巨匠達』(座右宝刊行会 昭和23年)、マルク・シャガール『シャガールわが回想』(村上陽通と共訳 美術出版社 昭和40年)、L.B.アルベルティ『絵画論』(中央公論美術出版 昭和46年)、B.ベレンソン『ベレンソン自叙伝』(玉川大学出版部 平成2年) がある。

出 典:『日本美術年鑑』平成11年版(425頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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