林鶴雄

没年月日:1990/02/24
分野:, (洋)

 元一水会会員で無所属の洋画家林鶴雄は、2月24日心不全のため東京都世田谷区の国立大蔵病院で死去した。享年82。明治40(1907)年2月26日兵庫県揖保郡に生まれる。兵庫県立龍野中学校卒業。昭和10年第5回独立展に「教室」を出品、翌年上京し藤田嗣治の知遇を得る。同年第23回二科展の「黒板」をはじめ同13年迄は二科展に制作発表したが、安井曽太郎に師事するに及び、同14年からは一水会展(「身体検査」第3回)に出品した。同15年紀元二千六百年奉祝展に「砂場」を出品、翌年の文展には「草と子供」で特選を受けた。戦後の同21年一水会会員に推挙され、同32年第19回一水会展に「白壁の家」を出品し会員優賞を受賞したが、同38年一水会を退会し渡仏、以後無所属として個展を中心に制作発表を行った。在仏中は、マルセイユやパリのバンドーム画廊等で個展を開催、同58年帰国する間在仏20年に及んだ。国内では日動画廊他で個展を催した。

出 典:『日本美術年鑑』平成3年版(289頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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