元井能

没年月日:1989/03/28
分野:, (学)

 京都市美術館長、京都市立芸術大学名誉教授の元井能は、3月28日午前5時38分、急性心筋こうそくのため京都府長岡京市の済生会京都府病院で死去した。享年69。大正9(1920)年1月5日、京都市上京区に生まれる。昭和17(1942)年、大阪外国語学校仏語部を卒業し、同21年4月京都大学文学部に入学。美学美術史学を専攻し同24年同大学を卒業して同大学院に進学する。同32年より京都市立美術大学講師として教鞭をとり、38年同助教授となる。同45年、前年に京都市立芸術大学と改称した同大学教授となって、同60年停年退職するまで長く後進の指導に当たる。停年後は、京都市美術館館長をつとめたほか、京都国立近代美術館評議員、文化庁文化財保護審議会専門委員でもあった。工芸史、特に染織、服飾を専攻し、著書に『西洋被服文化史』『日本被服文化史』『彦根更紗』『フランス装飾裂』、共著に『芸術的世界の論理』『インドネシヤ染織』などがある。

出 典:『日本美術年鑑』平成2年版(238頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
to page top