六谷紀久男

没年月日:1973/04/26
分野:, (工,伊勢型)

重要無形文化財・伊勢型紙錐彫技術保持者の六谷紀久雄は、喘息のため、4月26日、三重県鈴鹿市の自宅で死去した。享年66歳。三重県鈴鹿市の出身で、大正末期から地元の伝統産業、伊勢型紙の彫刻師として厳しい修行を積み、錐彫の技術を受け継ぎ、その第一人者で、昭和30年2月にその技術の重要無形文化財保持者に指定された。自身の技術研究を行う傍ら後継者の育成にも努めていた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和49・50年版(255-256頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2023年09月13日 (更新履歴)

引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「六谷紀久男」『日本美術年鑑』昭和49・50年版(255-256頁)
例)「六谷紀久男 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/9277.html(閲覧日 2024-04-27)
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