河村俊子

没年月日:1966/05/11
分野:, (洋)

 洋画家、立軌会・女流版画会・国際アートクラブ会員河村俊子は、2年間の欧米・メキシコ旅行を予定し、海外渡航の手続もすませ、4月初日の出発間ぎわ健康診断にて胆石手術を余儀なくされ、その手術がもとで5月11日午後3時44分、普通なら健康体を保ちながら惜しくも急逝した。享年56才。明治43年2月28日東京に生まれる。聖心女子学院卒業。昭和元年から小林万吾に油絵の指導をうけ、更に14年熊岡美彦の絵画研究所にも学んだ。昭和15年第8回東光会展に初入選し、16年17年と続いて受賞し、18年第11回東光会展で会友に推され、同年第6回文展にも入選した。戦後、昭和21年第2回日展に入選以来、25年第6回日展まで入選を続けた。その間、22年には東光会会員となり、また同年第1回女流画家展、第1回美術団体連合展にも参加出品した。ところで26年から画風の変化により日展出品を断念し、27年には東光会をも退会した。以後専ら個展発表を心がけ、28年・30年・32年・35年と意欲的な個展を開くとともに、30年には版画にも興味をもち、日本板画院に入会した。31年には立軌会の会員に迎えられ、国際アートクラブにも入会、現在に至った。36年には女流版画会にも入会、会員となった。41年1月夢土画廊での第5回目の個展が最後となった。

出 典:『日本美術年鑑』昭和42年版(141-142頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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