辻愛造

没年月日:1964/06/03
分野:, (洋)

 国画会会員、辻愛造は6月3日、兵庫県西宮市の自宅でガンのため逝去した。享年68才。明治28年12月21日大阪市南区に生れた。大正元年、大阪で赤松麟作に師事し、4年に上京、太平洋画会研究所に学んだ。大正6年第4回院展洋画部に入選して以来、8年第6回展まで出品、入選している。その後、春陽会にも出品したが、同15年国展洋画部創設以来、同展に出品、毎年入選、昭和3年には国画賞をうけ、昭和4年に会友、同9年「摂津耶馬渓」など出品して会員に推挙された。風景画が主で、自選作品として「丸山夜桜の図」、「室津」、「片田の浜」などをあげている。また、大阪回顧風景の連作を、水彩やガラス絵で数多く描いている。昭和32年11月に兵庫県文化賞を授賞した。
作品略年譜
大正6年 第4回院展「日盛り」
大正7年 第5回院展「夏山」「夏の果樹畑」
大正5年 第5回国展「円山夜桜之図」「道頓堀風景」
昭和10年 第10回国展「麦崎」
昭和15年 第15回国展「曇日」
昭和22年 第21回国展「家島」
昭和29年 第28回国展「普門の浜」
昭和33年 第32回国展「奥香落」
昭和36年 第35回国展「志摩風景」
昭和37年 明治・大正・昭和大阪懐古風景・素描淡彩150景完成
昭和38年 日本風景ガラス絵20余点完成、個展を開く
37~39年 大阪懐古風景(ガラス絵)40余点制作
昭和39年 第38回国展「塩津」
昭和40年 第39回国展に遺作として39年作の「麦崎」「奥香落」を出品する。
昭和40年 5月辻愛造ガラス絵画集を発行
昭和40年 6月「大阪懐古風景ガラス絵遺作展」開催

出 典:『日本美術年鑑』昭和40年版(131頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
『日本美術年鑑』に収録されている以下の記事にも「辻愛造」が含まれます。
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