大貫徹心(銕心)

没年月日:1958/08/11
分野:, (日)

 日本画家、大貫徹心は(旧号銕心、本名、堅)は8月11日栃木県矢板の自宅で逝去した。享年63歳。明治25年1月13日栃木県塩谷郡に生れた。東京美術学校日本画科に学び、大正8年卒業、川合玉堂に師事していた。昭和2年第8回帝展に「和む里」が初入選となり、9回展「白樺の小径」、10回展「春の奥利根」11回展「霧降りの滝」とつづいて出品入選した。大和絵風の様式化を試み緻密な描写をみせていたが、昭和9年第15回帝展の「静日」あたりから写生をもとにした明るい近代風な描写に変つていつた。その後は昭和11年改組帝展(2月)「駅路の雪」、文展(10月)「山湖朝霧」、17年第5回文展「那須のつゆ時」などがあり、戦後の日展には昭和25年第6回展に「青巒」、第7回展に「馬事研究所」を出しているが晩年の制作発表は少なかつた。東台邦画会、下萌会の会員で、官展を作品発表の主な機関としていた。なお昭和32年7月以後の作品は徹心の号を用いた。

出 典:『日本美術年鑑』昭和34年版(153-154頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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