三井義夫

没年月日:1959/01/02
分野:, (工,彫金)

 光風会工芸部会員三井義夫は、1月2日肝硬変のため日本医大附属病院で死去した。享年59歳。明治32年9月22日東京中根岸に生れ、初め彫金家土田勝業に学び、のち海野家の門をたたいた。ついで東京美術学校に学び、昭和3年同校金工科選科彫金部を卒業、引き続き海野清に師事した。官展並びに工芸諸展に作品発表を行いつつ、久しく彫金界に活躍し、昭和31年には第11回日展出品作「彫金象嵌花器」で日本芸術院賞をうけた。
略年譜
明治32年 9月22日東京都台東区に生る。
昭和2年 「楽園之図手箱」8回帝展入選。
昭和3年 3月、東京美術学校金工科選科彫金部卒業。「海(彫金手筥)」9回帝展出品。
昭和5年 「黒味銅製盤」11回帝展出品。
昭和6年 「青果器」12回帝展出品。
昭和7年 「黒味銅花瓶」13回帝展出品。
昭和8年 「魚鉄方盤」14回帝展出品。
昭和9年 「菊水紋小鉢」15回帝展出品。
昭和11年 「黒味銅小鉢」帝展改組1回展出品。「象嵌菓子器」文展招待展出品。
昭和12年 「彫金象嵌水盤」1回新文展出品。
昭和13年 「鉄盛花器」2回文展出品。
昭和14年 「四分一象嵌花瓶」3回文展出品。
昭和15年 「彫金象嵌盛器」紀元2600年奉祝展出品。
昭和16年 「彫金象嵌花器」4回文展出品。文展無鑑査。
昭和18年 「黄銅花器」6回文展出品。
昭和19年 「黒味銅花器」戦時特別文展出品。
昭和22年 「平象嵌黄銅花器」3回日展出品。
昭和23年 「彫金平象嵌筥」4回日展出品。日展審査員。
昭和24年 「金工平象嵌花器」5回日展出品。
昭和25年 「彫金花盛」6回日展出品。日展依嘱。
昭和26年 「黒味銅花瓶」7回日展出品。日展依嘱。
昭和27年 「彫金象嵌筥(ナマズ)」8回日展出品。川合玉堂賞文部省買上げ。
昭和28年 「打出福久置物」9回日展出品。日展審査員。
昭和29年 「彫金象嵌魚文花瓶」10回日展出品。
昭和30年 「彫金象嵌花器(ナマズ)」11回日展出品。文部省買上、日展審査員、光風会々員となる。
昭和31年 「彫金銀花器」12回日展出品。5月日本芸術院賞受領。(前年度日展出品作に対し)
昭和31年 「花瓶」42回光風会展出品。
昭和32年 「象嵌花器」13回日展出品、「猿之額」43回光風会展出品。葵洸会工芸展(高島屋美術部50周年記念展)出品。
昭和33年 「金彩蟹文飾皿」44回光風会展出品。
昭和34年 1月2日死去。

出 典:『日本美術年鑑』昭和35年版(136頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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