小野為郎

没年月日:1951/04/16
分野:, (工,漆)

 漆工芸家小野為郎は、4月16日胃がんのため新潟県岩船郡の自宅で逝去した。享年54歳。明治31年3月26日新潟に生れ、はじめ版画をよくし、昭和2年ロスアンゼルス国際版画展に「スノーランド」入選、同年第8回帝展第二部に「北越の冬」が初入選した。つづいて翌3年には帝展第二部に漆刻画「越後獅子」が入選したが、昭和7年以降は帝展第四部(工芸)に出品を転じ、以来漆工作品を帝展、文展、日展に出品、入選20数回を重ね、この道の権威であつた。終始越後にあり、郷土色の濃い作品をみせ、代表作に前記「越後獅子」や昭和13年ニューヨーク、ロスアンゼルス万国博出品の「漆春秋棚」などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和27年版(136頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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