平賀敬

没年月日:2000/11/13
分野:, (洋)

 洋画家の平賀敬は、11月13日午前6時54分、食道ガンのために神奈川県小田原市の病院で死去した。享年64。1936(昭和11)年、東京に生まれ、57年に立教大学経済学部を卒業。64年、シェル賞で第三席を受賞、同年の第3回国際青年美術家展で大賞(パリ留学賞)の受賞を機に渡欧。74年の帰国までに、ヨーロッパ各地で個展を開催するとともに、66年には「フィギュラシオン・ナラティーヴ」展に参加、69年には第10回サンパウロ・ビエンナーレの日本部門にも選抜出品した。帰国後も、個展での新作発表をつづける一方、82年の「現代美術の転換期」展(東京国立近代美術館)、翌年の「現代美術の動向 1960年代-多様化への出発」(東京都美術館)など、現代美術の史的位置付けをこころみる企画展にも出品していた。渡欧中から、あたかも「戯作者」のエスプリをもったかのような目で、エロチックでユーモラスな男女の群像を描きつづけた。亡くなる直前の2000(平成12)年9月には、平塚市美術館で本格的な回顧展が開催された。

出 典:『日本美術年鑑』平成13年版(243頁)
登録日:2014年10月27日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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