仲田好江

没年月日:1995/04/11
分野:, (洋)

 一水会会員、女流画家協会創立委員の洋画家仲田好江は、4月11日午後7時5分、心筋こうそくのため三鷹市の長谷川病院で死去した。享年93。明治35(1902)年1月15日大阪市西区土佐堀に生まれる。本名菊代。幼時、芦屋に移り、大正9(1920)年大阪府立大手前高等女学校を卒業、一時小出楢重に絵の手ほどぎを受ける。昭和2(1927)年上京、安井曽太郎に師事。また同年、彫刻家の仲田定之助と結婚。同3年の第15回二科展に初入選、以後同11年の第23回展まで毎回出品。同12年に一水会が創立されると、その第一回展から出品、同17年の第6回展では、岡田賞を受賞。同21年には、一水会会員となり、また同年開催の第1回現代日本美術展にも出品した。同39年に新樹会会員となった。同59年には、伊東市の池田二十世紀美術館で回顧展「仲田好江の世界」展が開催された。水彩画をおもわせる薄塗りのマチエールで、身辺の静物をモチーフにナイーヴな叙情性をただよわせる作品を多くのこした。平成6(1994)年の第56回一水会展に「山桃のある静物」が最後の出品となった。

出 典:『日本美術年鑑』平成8年版(317頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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