渡辺貞一

没年月日:1981/07/29
分野:, (洋)

 国画会会員の洋画家渡辺貞一は、7月29日胃ガンのため東京都練馬区の自宅で死去した。享年64。1917(大正6)年3月30日青森県に生まれ、33年青森師範図画専科に入学したが、35年上京し37年まで川端画学校で学ぶ。41年第16回国画会展に「温室」が初入選し、戦後も同展に出品し、52年国画会会友に推され、翌年国画会若手グループで「三季会」を結成、56年第30回展出品作「日蝕」で会友優作賞を受けた。57年第1回朝日美術団体選抜新人展に「森の話」を出品、翌年国画会会員に推挙された。62年には第36回国画会展出品作「囚われの船」が朝日ジャーナルの表紙に用いられる。64年から翌年にかけてヨーロッパを巡遊する。国展出品とともに、56年12月の村松画廊を最初に、しばしば個展を開催して制作発表を行い、主なものに66年の西武ギャラリー、72年の日仏画廊、79年の現代画廊などがある。没後、82年に青森市民美術展示館で「渡辺貞一遺作展」が開催された。国展への主な出品作に、「冬の教会」(23回)「裸婦」(26回)「屋上の幻想」(28回)「極光2」(43回)「川原の風景」(47回)「羅針儀の風景」(49回)などがある。

出 典:『日本美術年鑑』昭和57年版(280頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2015年12月14日 (更新履歴)
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