本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年6月8日

 六月八日 月 曇 風 夜雨 朝中村ニ贈る絵布の荷造をして清ニ頼で出した 又鹿児島平ノ馬場への手紙をかき安藤へ返事をやる 午後三時頃からぼつぼつ出かけて三年町の九鬼氏へ名札を置き合田の処に行き夕方ニ合田 菊地 田中の三人引連て来て内でめしを食た 食後ニ井上良雄がやつて來た 皆十一時過まで話て行た

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