本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年1月28日

 一月二十八日 木 終日内ニ居た 十一時頃ニ安藤が来 それから少し立つと松波が来 伊藤と四人でめし 安藤ハ一時頃ニ帰り松波ハ夕方まで話して行た 晩めしを食て仕舞つた処ニ小代が来た 十一時頃まで居た 伊藤も居た それから小代も帰ると云のでオレも小代と一緒ニ出て溜池から田町の方を歩いて来た 帰つてから一時間計母上とストーブの前で話した ねたのハ二時前

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