本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年1月22日

 一月二十二日 金 二十二日朝から昼後の二時頃まで松岡寿が来て話して行た 帰ると直ニ久米の処ニ出かけ暗くなるまで居て学校の為ニ巴里ニ注文をする絵具等のしらべをした 内へ帰りめしを食て居る処ニ小代と佐野が来た 八時半頃ニ合田が来た 十一時過ニ皆帰る オレハ佐野 小代を送つて榎坂まで散歩して十二時ニ帰る 今日ハ月がいゝ

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