本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年1月11日

 一月十一日 月 昼後ニ久米の処ニ行き荷ハ乗て行た車にのせて内へ帰へしオレハ久米と佐野の処ニ行つた 丁度内ニ居た 三人で小代を攻撃 遂に溜池の豊陵で晩めし 菊地もやつて来た 皆カルタをやつたがオレと菊地ハ脇ニ居てねむく為つた 十二時頃ニ解散

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