本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1897(明治30) 年1月26日

 一月二十六日 火 伊藤を相手ニ額かけなどした 夕方ニ安藤が来めしを食つて又ストーブの前で三人で八時前まで話しそれから合田の工場ニ行た 丁度居たので四人ニ為つた ボツボツ歩いて新橋の方へ行た 伊藤ハ烏森で別れオレ等ハ銀座まで出た 安藤ニ別れて合田と二人で歩いて帰る 内へ帰つてから杉へやる手紙をかき二時頃ニ為つた

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