本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年9月22日

 九月二十二日 火 朝磯ケ谷が来又小林が来た 手本も今日はやつて来たから仕事をした 昼めし後も二時頃から少しかいてかへした 夕の六時頃ニ合田が来た 母上と三人で日本橋の菊住ニ飯食ひニ行た 八時頃ニ久米と吉岡がやつて来九時頃ニ佐久間文吾が来た 母上ハ帰宅されオレ等ハ十二時頃まで遊で月ハよしぶらぶら歩て内へ帰つた

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