本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年9月14日

 九月十四日 月 朝和田と中井が来た しばらく話してから学校ニ行く 白瀧と湯浅を三年生ニすゝめて内へ帰つた 和田が来て一緒ニめしを食ひ二時頃ニ去る 間もなく久米と藤島が来てしばらく居た 奴等が帰つてから夕方まで画かき 芝口の宿屋ニ松原をたづねた 留守 佐久間町で山本ニ出逢ひ虎之門外の鳥長で一緒ニめしを食ひ十時過まで話して帰つた

to page top