本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年12月15日

 十二月十五日 火 天気よし 学校ニ出て画を直し又校長ニ逢つた 合田 藤島 和田と四人で揚げ出しと云内でひるめし それから内へ帰り大工や植木屋の仕事を見て居る処ニ久米が来た 吉岡と佐野が来た 三人で菊地の横町の牛屋でめし 此処ニ菊地と合田が集まつた 此処を出て菊地ハ帰り久米も去りのこり四人で R.V. を攻撃した スタンレーを盛ニやらかした 又狂歌や発句を沢山こしらへた 内へ帰つたのハ一時

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