本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年11月26日

 十一月二十六日 木 (京都日記) 今日ハ雨で一寸困つた 十一時前ニ堀江が来てそれから中村が来た 皆そろつて島原行としやれた 大ニあばれてやつたのでとうとう舞子が一人大声でなき出した 夜食後宿屋に帰り十一時頃まで堀江が話して行た 中村も堀江が帰つてから後まだしばらく内ニ居た

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