本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年10月14日

 十月十四日 水 春陽堂が来伊藤が来合田が来又世界の日本の中島とか云人が来た 一人で昼めしを食ひ仕事を始めた 晩に合田が来一緒ニめしを食つた 丁度食つて仕舞つて居た処ニ松波が来た 奴ハ一人でめし それから外ニ出て田島屋と云ニ上る 久米と岩村が後からたづねて来た 遂ニ五人と為つた 十二時半頃ニ内へ帰る 今夜松波が来て泊つた

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