1892(明治25) 年11月12日


 十一月十二日 土
 朝川村純蔵からの端書が届く ひるめしハ鞠の処で食ふ ひる後うす暗く為る迄ケシの花を描ク 霜菜の内ニ夜話ニ行テ豚のあぶらみのきりかたの手伝ヲやらかす ひる後の便で久米 河北からの手紙が来た 今日出シタ手紙ハ久米等へ一通と祖山 曾我 小僧等へ端書

同日の「久米圭一郎日記」より
シャムブルニ出掛ク 昼後ハ庭十一月十二日