一月十一日 (従軍日記) 雪少シチラチラシテ止ム 午後荒川氏ヲ訪ひたるニ日本より二三日前ニ手紙が来て此ノ一二日頃ニ文蔵様御帰朝のお日積なりしよし云て来たとの事 帰途中ニテ昨日見舞た舍営病院の長ニ逢つたら川路の像ヲオレが描いて居る時分ニ先生山路さんニ附て巴里ニ来たと云て居た 夫れから軍司令部ニ行き伊地知氏ニ逢ん事を申込たれど留守ニテ逢出さず のち又行たれどだめ (欄外 越智君ト散歩ス 人夫等が豚ヲ逐フヲ見ル 病院長ハ賀古ト云人也)
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本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
八月二十七日 晴天なり (箱根避暑旅行日記) 朝飯後写真器携帯にて散歩を為す 午後ハ読書に時を費し夜は月白く一昨夜よりハ一層好き夜なり