本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年8月27日

 八月二十七日 木 (大磯) 九時頃ニ小代が飛込で来て起された 十一時頃から写生ニ出かけ一時過ニ帰つた時ニハ佐野も来て居た 又小倉惣次郎氏が見へた 同勢六人となる 四時過から又写生ニ出た 今日ハ松葉かきのむすめつこを雇て画をかいた 夜食後しばらく内ニ居て十時頃から皆で浜ニ出て角力を取るやら棒をふるやら砂原ニ十二時迄ねころんで居た

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