本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。



1896(明治29) 年8月13日

 八月十三日 木 (大磯) 朝皆で海水浴場を写ニ行た 昼めしハ二時頃ニ食つた めしを食て仕舞つた時ニ小林が来て総勢七人と為つた 夕方浜辺をかきに行き序ニ水をあびて帰つた 東京から留守間ニ届いて居た手紙を送つてよこした 其内ニ巴里の河北から手紙が有つた 注文した絵具の事が云て来た

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