1922（大正11） 年6月18日
六月十八日 日 半晴 時々雨 十一時淳宮於御殿御写真 午餐ヲ賜フ 二時半頃帰宅 総理官邸晩餐 各派共 岡田三郎助君入来（五時過）
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
1922（大正11） 年6月19日
六月十九日 月 十時臨時常務委員会 四大臣モ出席ス 中條事務所員ニ面会 梅北雄造ト晩餐 水野子 中川男同道来訪 梶山氏ヲ呼ブ
1922（大正11） 年6月20日
六月二十日 火 皇子御殿賜物 御写真部十一時 七時小笠原邸 五時半青木子邸 水野子ト出遇 赤阪三喜家ニテ午食 九時半蜂須賀邸
1922（大正11） 年6月21日
六月二十一日 水 四時半雨潤会至九時 午後二時千駄谷公邸至三時半 雨潤会救世軍浅草談 閉会後中川男ト語ル 約一時間
1922（大正11） 年6月22日
六月二十二日 木 曇 六時伊集院氏 久米歓迎晩餐赤阪瓢家 午餐十一時半中央亭五円（印度支那） 三時町井氏訪問 太田氏来会五時野田前逓相ヘ答礼 六時青木子 水野子来訪 七時×十時瓢家
1922（大正11） 年6月23日
六月二十三日 金 晴 六時蜂龍 三井 牧田氏
1922（大正11） 年6月24日
六月二十四日 土 晴 午前中川男 三浦男 御写真部（淳宮殿下御写真） 内匠寮 夜田中松太郎 姉上様 午後島田卓二 蜂須賀侯邸（倫侯 水野子 中川男同席）
1922（大正11） 年6月25日
六月二十五日 日 地久節 十時四十分参内 夜山本男往訪八時半×十一時 秩父宮御殿参賀午後 河田町五時×七時晩餐 青木子 水野子
1922（大正11） 年6月26日
六月二十六日 月 十二時半東京倶楽部 外務省 午餐 十時常務委員会 二時半東宮御所 東伏見宮御殿御見舞 水野子 笄邸晩餐 梅北 松本 九時×十二時馬場氏
1922（大正11） 年6月27日
六月二十七日 火 学校採点十時参集欠 夜国民理事会七時欠 十二時半錦水 三時半蜂侯 午前山本男 総監 九時結城 久米邸
1922（大正11） 年6月28日
六月二十八日 水 時々雨 三時事務所総会（尚友） 四時総会（研究会） 右終了後四時半ヨリ七時迄研究会事務所ニ於テ水野子 大河内子及親和会員ト協議
1922（大正11） 年6月29日
六月二十九日 木 雨 東伏見様参拝 教育行政総会一時半×五時 午食ニ梅北ヲ招ク 晩食ニ櫻井来ル 後仲氏一時マデ 夜三浦男 水野子 青木子各二回 久米成夫氏来
1922（大正11） 年6月30日
六月三十日 金 三縁亭午餐（三浦男 池松氏 水野子） 夜岡野法相訪問 馬場氏案内自七時半至十時 島津長丸男 得能通要氏自十時至十一時半 蜂須賀邸研究会
1922（大正11） 年7月1日
七月一日 土 曇 小雨 上告弁論日 午前十一時郷男訪問 水野子来訪 同道帰宅 午餐ヲ共ニス 后六時小笠原邸（水野 青木ノ二君同席）至十時 梅北兼政薩摩や開業 午後宮島 岡 岡野ノ諸子来
1922（大正11） 年7月2日
七月二日 日 曇 風 午後三時頃青木 水野二君来 蜂侯ヨリ礼物ヲ受ク 夕刻青木子再入来 夜水野子 中川男入来
1922（大正11） 年7月3日
七月三日 月 晴 雨 東伏見宮殿下御葬儀ニ付参列 自八時半至十一時 午後来訪馬場氏 松岡氏 小笠原伯 青木子 水野子 大河内正敏子（水 大二子ト晩餐）近衞公 至十二時
1922（大正11） 年7月4日
七月四日 火 雨 自十一時前至四時過青木子邸会合（山本男 村山男 二男去ツテ後水野子来） 五時頃馬場氏来訪 伊藤文吉男ノ件ニ付
1922（大正11） 年7月6日
七月六日 木 晴 馬場氏紹介伊藤文吉男二時半×四時半 午前七時半起 八時福原氏入来 帝展 美術院等ノ件 諌早氏 十時馬場氏
1922（大正11） 年7月7日
七月七日 金 晴 風 笄邸小集 水野内相 床次氏 青 水二子 午後二時府知事代理来
1922（大正11） 年7月8日
七月八日 土 雨 曇 十一時宮内省自動車部写真競技 午後訪客馬場氏（法相伝言） 杉溪男 坂井氏 一平 中川男