1922（大正11） 年5月1日
五月一日 月 晴 四時仏美術展覧会初日 晩餐 内相 青 水 小笠伯 南次官 至十一時 午前内相官邸 外務省 午後水野子河田町 研究会
本データベースでは中央公論美術出版より刊行された『黒田清輝日記』全四巻の内容を掲載しています。なお、デジタル化にともない、正字・異体字・略字や合成文字は常用漢字ないし現行の字体に改めました。
1922（大正11） 年5月3日
五月三日 水 一時半教育行政 青木子訪問 夜九時過飯野氏方 至一時半
1922（大正11） 年5月5日
五月五日 金 雨 渡邊子邸午餐 研究会 幹部一同四時半帰宅 五時半×七時総理官邸 河田邸晩餐 後快哉亭小集 内相ニ呼バレテ
1922（大正11） 年5月6日
五月六日 土 研究所互評会欠席 改造中止ノ日 朝岡総監 午前中川男 午後内相官邸 上原子 水子来 河田町会合（不穏） 晩餐 青 水 三 飯倉会合
1922（大正11） 年5月7日
五月七日 日 午後中川男 小西氏暇乞 松岡氏 寺嶋伯 研究所批評 橋口家晩餐支那料理 水野子 三浦男大磯ヘ赴ク
1922（大正11） 年5月8日
五月八日 月 晴 正午床次氏来 午後一時仏大使館午餐 三時半水野子 三浦男 四時半岡崎氏 九時再床次氏
1922（大正11） 年5月9日
五月九日 火 午前岡総監集会ノ件ニ付 午後水野 三浦伯来 青木子ト河田町晩餐
1922（大正11） 年5月10日
五月十日 水 午前岡氏 内相 下村氏 御写真部 午後郷男来 橋口家 渡邊子ヘ礼 笄町 赤阪テンプラ屋 夜十時過水野子来
1922（大正11） 年5月11日
五月十一日 木 晴 午後三時黒田侯訪問 青木氏同道 四時×五時小川平吉氏 岡氏午前午後二回来訪 午前十一時×一時半宮内省大臣 調度頭 渡邊直達君 戸田君等ト語ル
1922（大正11） 年5月12日
五月十二日 金 晴 七時会館金曜会講演 九時過 午前十一時三浦男 学校 二時帰宅 青木子 水野子玄関迄 情報部ニ松岡氏訪問 青木子邸 水野子同席 後小笠原邸 岡氏提案解決 金曜会後大河内輝耕子ト十一時迄
1922（大正11） 年5月13日
五月十三日 土 十時半徳川邸 青木子 水野子 岡崎子 三浦男午餐 四時頃自邸ニテ内相ト青木子 六時花谷 首相 内相 総監 笠伯及青木 水野二子 至十時半
1922（大正11） 年5月15日
五月十五日 月 晴 午後二時至四時常務委員会 政府トノ感情問題解決 日華連合展覧会 青木子同道 夜小笠原伯入来 十時×十一時総理私邸 内相 小笠伯同席
1922（大正11） 年5月16日
五月十六日 火 曇 松方幸次郎君 水野子入来 徳川邸 水野子同道 四時×七時 花谷主人湯地氏 客笠伯 青木子 伊東子 至九時過
1922（大正11） 年5月17日
五月十七日 水 晴 十一時徳川邸 青木子 小野子 三浦男 岡崎氏 至四時半 十一時五十分侯爵着京 午餐 晩餐大河内正敏君邸 水野子同道 十時辞去 大塚ヘ廻ハル 五時小笠原伯来邸
1922（大正11） 年5月18日
五月十八日 木 午後二時情報部至三時半 五時頃水野子入来 夜九時半×十一時朝鮮行中止ニ付特ニ招カレテ総理私邸 青木子 水野子同席 午前十一時×一時牧野子ト宮内省ニ於テ
1922（大正11） 年5月19日
五月十九日 金 曇 夜総理招宴花谷（和解）自五時半至九時半 美術学校教員会議女子ノ件 岡田氏ト午餐 朝鮮総督府出張所 宮内大臣
1922（大正11） 年5月20日
五月二十日 土 正午蜂須賀邸 水野子 中川 藤堂ノ二男同席至四時過 徳川邸 倫侯 三浦男 水野子列席 宮相ノ伝言約二時間 三浦博士邸晩餐七時×十時 夜十一時蜂侯ヨリ電話 農相ノ件
1922（大正11） 年5月21日
五月二十一日 日 晴 青木子 水野子 午前十時半×午後二時河田町 三越照子同道三時×五時半 首相私邸ト湯地氏トヘ名刺 夜斧山ノ父ト中井氏入来
1922（大正11） 年5月22日
五月二十二日 月 十時研究会至正午 国民美術総会晩餐ミカド 宮内大臣三時 農商務大臣午後十時×十二時 夕五時半水野子 紀男 午後二時岡総監
1922（大正11） 年5月24日
五月二十四日 水 午餐中橋瓢屋 午後一時半教育行政 南母殿暇乞 午前十時中橋文相